資源形成のために株式投資をした方が良いのは、分かったけど実際にを買っていけばいいのかな?
たしかに、投資を始めたばかりの時はどんな銘柄を買えば良いのか悩む人は多いだろう。
俺がオススメしたいのは、米国ETFへの投資だ。
ETFは、前回の講義で習いました。
でも、いきなり海外の株を買うのってなんか怖くないですか??
そんな事はないぞ!
むしろ、資金がそこまで用意できない投資初心者に是非試してほしい投資方法なんだ!
これだけだとよく分からないと思うから、ここから要点を分かりやすく解説していくぞ!
この記事で学べること。
- 米国株をおすすめする理由
- 米国株の代表的な株価指数を知れる
- 米国株を購入するうえでの注意点
では、早速はじめていくぞ!
まず、米国株への投資をおすすめ理由から説明しよう!
米国株をおすすめする理由
1.世界一の経済大国アメリカ。市場規模が大きい。
2.日本株に比べて株主への還元が大きい。
3. 少額からスタートできるから。
簡単にまとめるとこの3つだ!!
ここから、詳しく解説していきます。
圧倒的な市場規模
アメリカは世界一の経済大国で、全ての国の金融政策と繋がっていると言っても過言ではない。
株式市場というのは、日本だけではなく、アメリカをはじめ世界各国には様々な株式市場が存在します。
国内最大の証券取引所である東証(東京証券取引所)の時価総額が約710兆円に対し、世界最大規模と言われている米国の株式市場NYSE(ニューヨーク証券取引所)、NASDAQ(ナスダック)の時価総額がNYSEで約3000兆円、NASDAQが約2100兆円と東証の約3〜4倍の規模感になります。
豆知識
NYSEに関しては世界で最も上場審査基準が厳しい証券取引所とも言われています。
NASDAQには、IT企業が多くGAFAMも全てNASDAQに上場している。
日本株に比べて株主への還元が大きい。
日本株の配当回数が年に1~2回程度に対して、米国株では四半期決算ごとに
配当金を支払う企業がほとんどです。
アメリカでは、企業は株主の物という意識が強く、株主優待よりも実際のリターンを
重視する投資家が多い傾向があります。
よく米国株は高配当株が多いと言われていますが、その理由の一つに配当回数の多さが
あります。
配当利回りの計算方法
一株当たりの年間配当金÷現在の株価=配当利回り
また、日本株に比べて、米国株は連続で増配を行っている企業も多く存在していることも
魅力の一つです。
少額から投資することができる。
投資を始めたばかりの方にとって、小額からスタートできるというのは
非常に大きなメリットではないでしょうか。
なぜ、米国株が少額から投資することが可能かというと、それは米国株は1株から購入する事ができるからです。
えっ??株って1株から買えるんじゃないの?
って思った方も多いと思いますが、日本には単元株制度という制度があり、銘柄ごとに100株単位もしくは1000株単位という単位でしか株の購入ができません。
例えば、1株1,000円の銘柄に投資したい場合、単元数が100の場合、最低でも100,000円が必要になります。
また、前回の記事でも伝えたように一つの銘柄への集中投資はリスクが高くなってしまうので、リストを押さえるために基本的には分散投資を行うので、非常に多くの資金が必要になります。
それに対して、米国株は単元株制度がなく、1株から購入する事が可能です。
1株1,000円の銘柄に投資する場合、1,000円から投資することができるので、分散投資も日本株と比較すると非常に容易に行えるようになります。
初心者の方がいきなり銘柄分散を行なうのは難しいと思うので、米国株ETFへの投資をオススメします。
米国ETFについてはこちら↓
米国株の代表的な株が指標
・NYダウ
・ナスダック総合指数
・ナスダック100指数
・S&P500
NYダウとは
世界で最も歴史のある経済指標。
NYダウの正式名称はダウ・ジョーンズ工業株平均
と言われ、ニューヨークジャーナルを発行しているダウジョーンズ社が発表している指数。
老舗企業が多く、世界経済に影響を与えるような
大企業が殆どで、アメリカの全ての上場企業の中で厳選に厳選を重ねた30社が集まった指標だと思ってくれれば分かりやすいと思います。
名前に、工業株とついているが工業株だけではなく、コカコーラやIBMなどの企業が選出させており対象銘柄の業種は様々。
ナスダック総合指数とは
ナスダック総合指数は、ナスダックに上場している全ての銘柄の時価総額加重平均で算出される指数。
ナスダックに上場している企業の多くがITやハイテク関連の企業が多い為、ITやハイテク関連の動向を掴むのに役立つ。
加重平均が理解できない人は、ナスダック総合指数とはナスダックに上場している全銘柄の平均値だと思ってもらえれば大丈夫です。
※厳密には少し違いますがこれくらいの認識で問題ないです。
※加重平均の意味を知りたい方は、加重平均で検索してみてください。
ナスダック100指数とは
ナスダック100指数とは、ナスダックに上場している全銘柄の中で時価総額が高い上位100銘柄の時価総額を加重平均して算出する指数。
こちらも、加重平均の理解が難しい場合はナスダックに上場している全ての銘柄の中で時価総額が高いTOP100の時価総額の平均だと思ってもらえれば大丈夫です。
ナスダックにはIT、ハイテク産業が多いため、IT、ハイテク産業の動向を知るのに役立つと先述したが、ナスダック100指数はその中でも、特に時価総額が高い企業が並んでいる為、ナスダック総合指数よりもさらにIT、ハイテク産業に特化した指標と言える。
S&P500とは
NYSE、ナスダックに上場している企業のうち、代表的な500銘柄を加重平均して算出した指数。
S&P500は米国の株式市場の約8割に該当しているため、米国全体の経済状況を把握するのに役立つ。
日本でいう日経平均みたいなものかー!!
その通り!ちなみにS&P500のETFを購入することでアメリカの主要500社に分散投資していることになるぞ!
おー!!アメリカの主要500社に分散投資できるのはすごく心強いですね。
そうなんだ。
おすすめのETF一覧は下記、講義で説明しているから良かったらみてみてくれ。
#ガクト株がオススメするETF一覧
では、最後に米国株を購入する際の注意点を解説するぞ。
はい!よろしくお願いします!
米国株での注意点
二重で税金が発生する。
国内では株式投資の売買によって出た利益(売買益)や配当、分配金を受け取る際に一律20.315%の税金が発生する。
それに対して米国では、売買益に関しては課税が無く、配当、分配金に対して10.0%の税金が発生する。
それに伴い、日本で米国株を売買する場合、国内での20.315%の税金に加え、米国での10.0%の税金が二重で掛かる事になる。
だが、米国で掛かる10.0%の税金に関しては
「外国税額控除制度」を利用して確定申告で取り返す事ができるので安心して欲しい。
「外国税額控除制度」について詳しく知りたい方はこちらの講義を確認してみてくれ。
円貨決済と外貨決済がある。
円で直接、米国株を買う事はできない。
その為、米国株を購入するためには、下記のような流れを取る必要がある。
日本円→ドルに両替→ドルで米国株を購入
その際に選択するのが、円貨決済か外貨決済を選択する必要があるが、簡単に説明すると円貨決済は、証券会社に手数料を払って証券会社に円→ドルに両替をしてもらう。外貨決済は自分自身で円→ドルに両替を行なう。と理解してくれれば大丈夫。
外貨決済で自分自身で両替する場合も手数料が発生するが、円貨決済での手数料と比べると手数料が安く抑える事ができる。
また、SBI証券の住信を使う事で、更に手数料を抑える事ができる。
しかし、こちらは少しややこしくなってしまうので、両替手数料もそこまで高くないので、初心者のうちは円貨決済をオススメする。
米国株の運用に慣れてきて、少しでも手数料を抑えたいと思ったタイミングで円貨決済から外貨決済に変更するのがベターだと思う。
俺はずっと円貨決済で米国株を買っているぞ!
まとめ
- 米国株式市場の時価総額は日本の3〜4倍
- 米国企業は何に4回配当分配をする企業が多い
- 日本株は100株単位、1000株単位からの購入になるが、米国は1株から購入できる
- NYダウは世界で最も歴史のある指標
- ナスダック100はITやハイテク産業の動向をチェックするのに役立つ
- S&P500は米国経済全体の動向をチェックするのに役立つ
- 米国株の取引は二重課税がある
- 米国株の取引をするために円貨決済、外貨決済を選択する必要がある
今日の講義はここまで。
ありがとうございます!
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